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あるペシミストの日常
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諦めなくちゃいけないこと
今、すごく気になっている人が職場にいる。


彼は出入りの業者(?)さん
頻繁に顔を出すし発注する仕事もあるけれど
おいらの会社の社員ではない。

名前もわからなかった人


でも姿を見るたび気になって
つい目で追ってしまうような日々


その彼と接点のある人に頼んで
まず名前を知り

親切心から他にも情報を得てくれて

歳を知り
住んでいる場所を知り
好きな女性のタイプを知り
既婚かどうかまで知るに至って


好きな女性のタイプは
おいらにもチャンスがありそうな感じで
お近づきになりたいという願望が高まった


少しはイイ女になろうと
美容院に行って髪形を変え、少しカラーして
服もスカートや可愛らしいカットソーなんかを着るようにしたり
ウォーキングを始めたり
ニガテな生野菜(サラダ)も頑張って食べたり
スキンケアを今まで以上にじっくりしたり


そんなおいらの前に思わぬ障壁が



まあ大抵どこの会社もそうだと思うけれど
 『社内恋愛禁止』


……コレ。


実際、社内恋愛の末に結婚した人は多いし
一応の規定でしかないのだけれど

それが業者さんとなったら話は別なわけで。


普段は理解ある上司も
打ち明けた時、さすがに良い顔はしなかった。
少し間を置いてから
「やめてくださいね」と釘を刺された。



どうしてもと言うなら
結婚という形になるまでは
誰にも見つからないように内密に
会社とはまったく関係のない場所で
誰とも顔を合わせないような場所で逢えと
できないのなら、会社を辞めろと


正論だけれど
まだ付き合ってもいないし
ただ仲良くなりたいと願うだけだったのに

変わろうとし始めていたおいらには
痛い痛い言葉でした。
恩のある上司に逆らえるはずもなく。


施行の前だったので
泣くわけにもいかないし、いつも通りにオシゴト。



就業時間が過ぎて
諦めなくちゃいけないんだ、と
改めて思ったら

今日の帰り道の風が
身も心も凍えるように思えて



芽吹き始めた蕾を摘み取られたというか

一斉に咲いて散りゆく桜のような、
胸に吹き荒れた刹那の春でした。
花の季節を終えようとする桜を見て、
涙ぐむ小雨の夕暮れ。
posted by ほしょ | 21:06 | 日々のきろく。 | comments(0) | trackbacks(1) |
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2007/04/06 13:19
恋愛経験豊富な私だけれど、どうにも「社内恋愛」だけは経験できなかったりする。だって、社内ですよ?会社ですよ?お仕事してんですよ?どうやったら恋に落ちるの??いやいや、別に社内恋愛を否定する気はないですよ。そういう人がいることはちゃんと...
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