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あるペシミストの日常
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SHERLOCK シーズン2

これもレンタルです。



シーズン1の記事に書き忘れましたが、

音楽がすごくよいのですよ!

そのままグラナダ版で使ってもいいような、

つまり、ヴィクトリア朝が舞台の映像にも

実にしっくりくるような音楽なのです。


じゃあ古臭いのかというとそうではなくて、

ちゃんと現代的な感じなのに

19世紀でも違和感がないというか…



そして本編ですが、

これも書き忘れていたし、

まとめて3話分のレビューを載せちゃっていますが

DVD1本には1話しか収録されていません。


3話で1シーズンというくくり。

1話は90分なので見応えあるし、

買おうとするとお値段は高くついちゃいますが

1本1話でもがっつり観れるはず。




オススメというか私の見方は

吹替→吹替・日本語字幕有→英語・日本語字幕有

→(有る場合)コメンタリー→吹替(おさらい)です。

イギリス英語に憧れがあって、勉強のつもりでもあるので…

やっぱり、原語でないとわからない雰囲気みたいのもあると思うし。


吹替の三上さんもなかなかですが、

カンバーバッチさんイケボなので…(*´ω`*)



吹替・字幕有を飛ばすこともあれば

おさらいの吹替を観ない時もありますが大体こんな感じ。

シーズン2第1話は、これを3周しましたww

コメンタリーは1回だけですが。




そして例によって、各話の感想はたたんでおきます。


ネタバレ回避↓↓












【第1話 ベルグレービアの醜聞 "A Scandal in Belgravia"】


原作ファン注目の『ボヘミアの醜聞』ベース。

アイリーン・アドラー女史大活躍ですw


どうしてこうも、映像化されるアイリーンは

フジコちゃんちっくになるんだろうなあ(;´Д`)



ベルグレービアってのは、ロンドンの高級住宅街だそうです。

王室関係者とか相手に“女王様”をやっているアイリーン。

「そうきたかー」って感じww


基本的かつ個人的に、

ホームズとアイリーンの間にラブロマンスはなかった

と考えている私なので(ホームズが密かに恋をしたとしても)

「ラブストーリーかよ……( `д´) 」と思いながら観ていましたが


いやもうなんていうかお見事!!


クライマックスでアイリーンの携帯のパスコードを暴くシーンとか

BGMもあいまって、シャーロックとアイリーン両者の切なさ、

ぐっときて涙出ましたw



おいらもパスコードあれにする!と思ったけど

iPhoneは数字しか設定できないみたいで残念(´・ω・`)



途中、すっごくいい雰囲気になるんですよ、二人が。

そこで冷静に脈とって瞳孔観察してたとか

「女嫌いホームズktkr」って小躍りしそうにw


それでもシャーロックはアイリーンを

もう一人の自分として認めて憎からず想っていただろうし

それがよくわかるラストシーンで締め。


原作のホームズにとってアイリーンが

特別な「あの女性(ひと)」であることに

納得のいく説明をされた気分になれました。



シリアスばっかりかというとそうでもなくて、

ジョンのブログで有名になり始めたシャーロックが

鹿撃ち帽をかぶるシーンとか(!)

いろんな依頼人がわんさかやってくるのを

ばっさばさに斬り捨てるところとか

アイリーンのおうちに入り込むため

ジョンに顔を殴らせて襲われた神父を演じるシャーロックとか

(原作通りの手法で狙いますヨ。でもジョンと二人だけ)

遠いところに捜査に行ったジョンにSkypeで指示するシーンで

散々依頼人の悪口言った後…ってところとか

声出して笑いました。



女性ファン向けサービスなんでしょうが、

カンバーバッチさんのセミヌードも拝めますw

もちろん男性ファン向けにアイリーンのすっぽんぽんも出るよ!




結末やストーリー展開に関してはいろんな考察があるようで、

ちょっとぐぐるといろんなサイトがヒットします。

それも一見の価値有り!



コメンタリー有。



【第2回 バスカヴィルの犬 "The Hounds of Baskerville"】


タイトルの通り、『バスカヴィル家の犬』がベース。

現代風にアレンジされていて、

貴族のおうちじゃなく研究所が舞台。

ちゃんとダートムアで撮ったのか不明ですが

風光明媚な場所なので癒されます。



のっけからウサギがどうのとか

ヤニ切れで人のタバコくんかくんかするとか

トンでるシャーロックが見れますw


「久々に命令した」と言うくらいの、

ジョンの軍人としてのキリッとした姿も拝めます。




そのものズバリを訊くのではなく、

答えを引き出すために質問に工夫するホームズの手法も。



過去にホームズやその他の探偵モノには付き物の

お約束っていうかお決まりの文句ってあるじゃないですか。

その一言で作品がわかる、みたいな。

アイコンとなる言葉というかなんというか。

ポアロの「灰色の脳細胞」しかり、

ホームズで言えば「7%の溶液」とか「都合ヨケレバコイ」とか。


この作品でいえば、これじゃないかなあと私が思う、

「精神の宮殿」という言葉が出てきます。

テロップとか映像をかぶせる技がバンバン出てきて

シャーロックの頭の中を覗けますよ。



一部ファンでは有名な『バスカ顔』が拝めるのもこのエピソード。

なんだろう…顎から喉(首)が短いからなのかなあ…

エキサイトして話しているからか、力入りすぎて

首シワシワになって顔と繋がってる感じでぶっさいです(ごめんなさい)




結末としては、「あるぇ??」って感じ。



コメンタリー有。

ガイ・リッチー版に触れているので面白いです。



【第3回 ライヘンバッハ・ヒーロー "The Reichenbach Fall"】


私も大好き、原作の『最後の事件』がベース。

モリアーティとシャーロックの対決ですよ奥さん!(誰



とにかくモリアーティの中の人の演技が素晴らしくて

観ながら「え?どっち?どうなの??」って

撹乱というか翻弄されてしまう。



シーズンも2、最終話にきて

シャーロックに人間らしさが見えてくる。

そして原作にも通じる「悪を断つため」の覚悟、

どちらかといえば、友人を救うための覚悟ですが、

これが“モリアーティ”にもなれたはずのシャーロックが

劇中で言われる“天使の側”に立つ“シャーロック”たらしめた

『心』なんだろうなあと思うと涙が止まりませんでした。゚(゚´Д`゚)゚。


原作の『最後の事件』を読んで、文字を通じて

ワトソンの悲しみに共感するのとは違った、

ジョンの表情やら言葉やら仕草、

光景やら音楽やらの視覚や聴覚で

ガッツリ入り込んでしまいます。


私だけかもしれないけれど、吹替で観るより

何言ってるかはっきりわからなくても

原語で観た方がぐっときて泣けたなあ…




原作を読んでいれば結末はわかっているのに、

それでも。です。

ただトリックはわかんねええええええええええええええ



それと、シャーロックを危機に陥れたという、

マイクロフトがモリアーティに漏らした

『シャーロックの半生』って何だったんでしょう?

妄想のことだとしたら嘘だよね?何なの??




コメンタリー無。

残念。でもあっても興ざめだったかな…?

posted by ほしょ | 00:46 | れびゅー | comments(0) | trackbacks(0) |
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